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レジェンドな経営者と反面教師の本音ブログ

「危機感」=「変化」!? ①

2013年09月06日

前回のブログで、「売れている芸人は共通して常に危機感を持っている」

という小籔千豊の言葉をお伝えしました。

 

今週はこの「危機感」をテーマに本音を述べたいと思います。

 

 

通常の経営者であれば、

 

「私、危機感なんて全くもっていません!」

「うちの会社は今のやり方で未来永劫、安泰です!」

 

と宣言される方は恐らくいないと思います。

 

これだけ先行き不透明な時代ですから、

どんなに経営が安定していても経営者ともなれば

必ず危機感を持っているはずなんです。

 

でも、危機感って持っているだけではダメなんです。

それだけだと、ただのマイナス思考で終わってしまうんです。

 

 

何が言いたいのかというと・・・、

 

例えば、長年売れ続けている芸人というと誰をイメージしますか?

  

とんねるず、ダウンタウン、ビートたけし、明石家さんま、あたりを多くの方が

イメージされるのではないでしょうか。

 

 

もちろん、この大物芸人の方々と、

直接コミュニケーションをとったことはありません。

 

従って、

「この方々は危機感を持っている!!」と言い切ることはできません。

 

 

でも、これだけは言い切れます。

 

それは・・・、

 

「この方々は、売れ始めた頃から今日に至るまで、世間の動きに合わせて常に自分たちを変化させ続けている」

 

ということです。

 

 

「??」という方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、冷静に考えてみてください。

 

「今のあなたは30年前のあなたと同じツボで笑いますか?」

「30年前に人気のあった番組をあの頃と同じ感覚で楽しむことができますか?」

 

 

不思議に思いませんか?

 

 

今から30年前というと私は小学生でした。

夕焼けニャンニャンというTV番組を見て、とんねるずの大ファンになりました。

あのとき、私は間違いなく「とんねるずは面白い!」と感じました。

 

あれから約30年もの時が流れ、小学生だった私も立派な中年オヤジになりました。

そして・・・やっぱり今も「とんねるずは面白い!」と感じているのです。

 

しかし・・・今は「夕焼けニャンニャンを見たい」とは思いません。

 

 

それはなぜか? 

 

 

とんねるず、ダウンタウン、ビートたけし、明石家さんまの誰でも結構です。

30年前の映像を見てみてください。

今はYouTubeという便利なものがあるので簡単に見ることができますよね。

是非とも30年前の映像と現在の姿を比較しながら見てみてください。

 

見た目で「年を取った」というのが第一印象になるかもしれません。

懐かしさが手伝って「今見ても面白い」と感じるかもしれません。

 

しかし、意識してよ~く見てみると、

番組の企画、トーク内容、喋るテンポ、笑いを生み出す「間」に至るまで、

あらゆる面で大きな「変化」があることに気づくはずです。

 

そうなんです・・・。

彼らは、視聴者に気づかれないレベルで、時代の流れと共に

少しずつ少しずつ自分たちの笑いを「変化」させているのです。

 

長年にわたって世間の目に晒される中で、人気者であり続けるには、

「同じやり方」をいつまでも続けていてはダメなんです。

 

売れ続けている芸人は、そのことが痛いほどよく分かっている人たちなんです。

 

 

あれ!?

 

「同じやり方」をいつまでも続けていてはダメ・・・!?

 

これって・・・、会社の経営と同じじゃないですか!!

 

 

危機感を「ただのマイナス思考」で終わらせないためには、

危機感を「変化」のエネルギーにする必要があるってことですね。

 

 

次回も「危機感と変化」について述べたいと思います。

 

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