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レジェンドな経営者と反面教師の本音ブログ

神対応のなせる業!?

2014年03月28日

先週のブログでは、「投資対効果の判断基準」を「タクシー」をテーマにご説明しました。要は、「何を優先させるか」で「お金の使いどころが変わる」ということでしたね。

 

 

また、運輸業ではなく接客業といえるタクシードライバーのプロ意識に少し触れ、

ブログの最後に「次回は中央タクシーについて述べる」と宣言しました。

 

約束通り今週は「中央タクシー」という長野県のタクシー会社をテーマに進めていきたいと思います。

  

 

私はタクシーに乗ると、ドライバーの方に次のような質問をすることがあります。

 

 

 「タクシーは平均して1日でどれぐらいを売り上げるんですか?」

 

 

この質問の意図は、タクシーの1日の平均売上高を知りたいからではありません。

そんなものはインターネットで検索すればいくらでも調べられます。

本当に知りたいこと(確認したいこと)は次の質問にあります。

 

会話にするとこんな感じです。

 

私:

タクシーは平均して1日でどれぐらい売り上げるんですか?

 

タクシードライバー:

そうですねぇ、おおよそ6万円~8万円といったところでしょうか。

 

私:

へぇ~。みんな大体同じぐらいの売上になるんですか?

 

タクシードライバー:

いえいえ、そんなことないですよ。

すごい人は1日で10万円ぐらい売りますし、ダメな人は都内でも3万円に届かないって人もいます。

 

私:

なるほど。

ちなみに・・・そのすごい人って毎月同じぐらい売るんですか?

 

タクシードライバー:

そうですねぇ~。

毎月上位3名はだいたい同じ顔触れですねぇ~。

 

私:

へぇ・・・・。

(やはりそうか・・)

 

 

先週のブログでも述べましたが、私は頻繁にタクシーを利用します。

従って、かなりの数のタクシードライバーの方に同じ質問をしてきました。

 

 

何が本当に知りたいこと(確認したいこと)なのかはもうお分かりですね?

 

 

そうです。

私が確認したいこととは、

 

トップパフォーマー達の顔ぶれがいつも同じかどうか?

 

ということです。

 

 

そして、大体のタクシードライバーの方が、

 

「毎月の上位者はだいたい同じ顔触れですねぇ~」と仰います。

 

 

もしよければ皆さんも試してみてください。

かなりの確率でこの回答を得ることができると思いますよ。

 

 

ちなみにですが、大事なのは『毎月』というところです。

なぜ、毎月安定して上位に君臨することができるのか?ということです。

 

 

タクシービジネスはある意味とても公平な世界ですよね。

 

走れるエリア、料金が決まっているわけですから、よほどの特需でもない限り、あとは己の才覚だけが頼りになります。

 

特に都内は、溢れるほどのタクシーが走り回っているわけですから、その中で安定して高い成績を残すというのは本当に素晴らしいことなんです。

 

 

 

 

ちなみに・・・、

 

都内には都内での勝ち方があり、

地方には地方の勝ち方があります。

 

 

今回のテーマである「中央タクシー」は、

長野市で地域の住民から愛されるタクシー会社です。

 

 

成長する企業には、成長する理由が必ずあります。

それでは、詳しく「中央タクシー」のことを述べていきたいと思います。

 

 

「中央タクシー」とは一言で説明すると、

 

顧客満足に関する伝説的なエピソードを持つドライバーを多数輩出

 

した会社となります。

 

 

更に、

 

 

地域で圧倒的な支持をうける業績好調のタクシー会社

 

 

とも説明できます。

 

 

その特徴として、

 

★リピーターが多く、電話による配車依頼が売上全体の8割を占める

 

★特にお年寄りや要介護者などからの支持率が非常に高い

 

といった事項が挙げられます。

 

 

 

その背景には、「お客様が先、利益が後」という経営理念のもと、数十年にも及ぶ徹底した社員教育があったそうです。

 

 

 

「中央タクシー」の伝説となっているエピソードに次のようなお話があります。

 

 

■ 長野オリンピック伝説

 

1998年、長野オリンピックが開催されました。

その時、長野市の全てのタクシー会社に、多くの報道関係者からの「借り上げ要請」が入りました。長野市のタクシー会社たちは、「特需が来た!」と色めき立ちます。

 

しかし、そんな中1社だけがこの「借り上げ要請」を全て断る会社がありました。

 

それが「中央タクシー」でした。

 

特需となる「借り上げ要請」を断った理由は、次の通りです。

 

 

病院の行き帰りなど日常生活の足として使ってくれる地域のお客様が困るから

 

 

ちなみに最初にこれを言い出したのは中央タクシーの社長ではなく、

従業員のタクシードライバーだったそうです。

 

 

「借り上げ要請」を受け入れれば、間違いなく売上は増加します。

 

タクシードライバーはもともと歩合の割合が高いため、この要請に応じれば確実に自分の懐も潤う状況だったわけです。事実として、他のタクシー会社はオリンピック期間中に通常の3倍近い業績をあげたそうです。

 

中央タクシーは、その大幅な業績向上を捨ててでも「地域のお客様のために尽くす」という選択をしたわけです。

 

 

その結果、どうなったと思いますか?

 

 

オリンピック期間中に長野市の多くのタクシーが借り上げられてしまったため、地域の人が今まで通りにタクシーを利用することができなくなりました。

 

そんな中、「今まで通り」に営業を続ける中央タクシーを地域の多くの人が利用することになり、真摯な顧客対応を行う中央タクシーのファンになりました。

 

結果として、他社の上得意客が中央タクシーに集中し、オリッンピックが終わった後に業績を大きく伸ばすことになったそうです。

 

 

 

他にも伝説は事欠きません。

 

 

 

電動車椅子をタクシーに載せるために1時間かけて解体してくれた上、移動先で組み立ててくれた

 

空港へ向かう途中、パスポートや財布を忘れたことが発覚したが、後から追いかけて届けてくれた

 

これらの伝説も「中央タクシー」にとっては特別なことではなく、当たり前のことだそうです。

 

中央タクシーのドライバーは、誇りをもって「お客様重視」の仕事を行い、毎日のようにお客様から感謝の手紙や、言葉をもらっているそうです。

 

 

 

本当に素晴らしいですね。

 

 

 

ちなみにこれが、「中央タクシー」に乗車することを目的にして、長野県に旅行に行こうと考えている理由です。

 

 

 

 

 

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