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レジェンドな経営者と反面教師の本音ブログ

本物のプレゼンテーションの力とは!?

2014年04月11日

プレゼンテーションの力ってどうやれば身に付くのでしょうか?

 

 

たまに質問されることがあります。

 

 

 

人前ではうまく話せない・・・。

 

緊張してしまう・・・。

 

聞き手の反応が良くない・・・。

 

 

 

ビジネスマンの方であれば同じような悩みをお持ちの方も多いと思います。

 

 

私は仕事柄、人前で話をする機会がとても多いです。

 

そして、

 

人前で話をすることがとても好きです。

 

 

 

 

人前で話をすることが好きなのは、

人前で話をすることが得意だからではなく、

人前で話をすることがチャンスだと思うからです。

 

 

 

 

もともと、私は人前で話をすることが苦手でした。

 

新入社員として初めて就職した会社で「自己紹介を兼ねた入社のご挨拶」をしたときの恥ずかしい経験を今でもハッキリと覚えています。

思うように言葉が出てこなくなり、自分でも何を言っているのか分からなくなりました。

 

社内の多くの人前でスピーチをする機会というのは、そう頻繁に訪れるわけではありません。

 

実際に、この入社の挨拶以降、社内の人達の前でスピーチをしたのは3年後の社員旅行のときでした・・・。

 

そのときも緊張しまくりで赤っ恥の挨拶しかできませんでした・・・。

 

 

 

その後、経営コンサルティング会社に転職しました。

 

 

 

転職した会社は何かと社員にスピーチを求める会社でした。

 

朝礼の中で当番制のスピーチがあったり、打ち上げの飲み会の席などで決意表明を求められたりと・・・。

 

 

 

その度、自分の中では「恥ずかしい」という思いが湧きあがりました。

 

 

 

しかし・・・、

ある出来事をきっかけに人前で話をすることが「恥ずかしさ」から「快感」に変わりました。

 

 

 

それは、一泊二日の社内研修での出来事でした。

二日間に渡っての研修だったのですが、チームでディスカッションした内容をプレゼン形式で発表するという機会がありました。

 

 

私は発表者に選ばれました(発表は2日目)。

自分が人前で話をするとき極度に緊張することを知っていた私は、プレゼンのことが頭から離れなくなりました。

 

そして、前の晩から翌日にかけて「プレゼンの練習」に取り組みました。

 

何度も何度も頭の中でシミュレーションし、各ページで伝えたいことが何なのかを考え、どの言葉を使い、どの順番で話をすれば良いのかを繰り返し考え、実際に声に出して練習しました。

 

 

当日も朝から自分が発表することになっているプレゼンのことしか考えられませんでした。そのため他のチームの発表も上の空で聞いていました。

 

 

 

いよいよ順番が回ってきました。

 

 

 

私は腹をくくりました。

(わずか5分のプレゼンでしたが、今となっては笑えますね)

  

どれだけ練習しても緊張からは逃れられませんでした。

 

しかし、「これは『プレゼンスキル』を認めてもらうチャンスだ」と考え、とにかく夢中で発表しました。

 

 

 

 

 

結果、大絶賛されたのです。

 

 

 

 

 

何を絶賛されたかと言うと、「熱意」です。

 

 

「これだけの熱意を込めてプレゼンテーションできる人材がうちの会社に何人いるだろう・・・。」

  

その場にいた責任者が、そう言って褒めてくれました。

 

 

 

この瞬間、人前で話をすることに「快感」を覚えたのです。

 

 

 

 

 

そして、次のことを確信したのです。

 

  

プレゼンテーションは説明資料の品質やトークのテクニックも重要だが、それ以上に「熱意」や「真剣さ」の方が重要である。

 

 

 

 

 

自分が伝えたいことは何か?

 

どの言葉で伝えればよいのか?

 

どの順番で伝えればよいのか?

 

声のトーンや話すスピードはどれぐらいがベストか?

 

 

 

こういったポイントを「聞き手側のため」にどれだけ考え抜くことができたか?

それが、話す言葉や姿勢に「真剣さ」や「熱意」となって現れるのだと思います。

 

  

 

 

この経験から社内のちょっとしたスピーチの場合でも事前にしっかりと練習するようになりました。

  

自分が伝えたいことは何か?

どの言葉で伝えればよいのか?

どの順番で伝えればよいのか?

声のトーンや話すスピードはどれぐらいがベストか?

 

文字に書き、実際に言葉を発し、繰り返し練習しました。

 

  

人前で話をすることをチャンスだと考えて。

 

 

 

あれから随分と時が流れました。

おかげ様でプレゼンテーションを評価していただくことも多くなりました。

 

 

しかし・・・まだまだです。

 

「もっと上手くなりたい」という思いが強いです。

 

そのために自分のプレゼンを録音し、振り返ることを習慣化しています。

 

 

 

「好きなこと」をもっと「得意」にするために。

 

 

 

 

 

  

 

 

 

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