まだ5月だというのに暑いですね。

今日は半袖で過ごしておられる方を多々お見かけしました。

暑かったり寒かったりする毎日ですが、

皆様も体調にだけはくれぐれもご注意ください。

それでは「拝啓 経営者様 本音ブログ」に入っていきたいと思います。

前回のブログでは、

BtoBビジネスを軸に「営業パーソンのリソースが何に使われるのか」を大きく5つに分類し、

「ムダ」が潜みやすい以下の3つの中から、

③社内報告資料、会議資料作成のための活動

④会議、ミーティングなどの活動

⑤受注後の事務処理・手続きなどに対応するための活動

④会議、ミーティングなどの活動、の中に潜む「ムダ」に焦点を当てて、深掘りしていきました。

会議、ミーティングには、

 「会議時間×参加人数×参加者の時間あたり人件費」

に相当する価値が求めらることを述べ、

会議、ミーティングの「目的」と「手段」を整理した上で、

長時間の会議で、「仕事した気になっていないか？」を振り返っていただくようお願い致しました。

今週も同じテーマとなる「④会議、ミーティングなどの活動」、

の中に潜む「ムダ」について、別の角度から掘り下げていきたと思います。

その別の角度とは・・・、

「指示、アドバイスした気になっている！？」です。

会議やミーティングの場では、上位者から指示やアドバイスが出されます。

実は、この上位者からの指示やアドバイスの中に、とてつもない「ムダ」と「会議後のムダを生む要素」が潜んでいることがあります。

それは・・・、

具体性に欠ける指示・アドバイス、です。

ちなみに何故、具体性に欠ける指示・アドバイスが「ムダ」を生むことになるのかお分かりでしょうか？

それは・・・、

①抽象的なため部下が行動に移さない

②抽象的なため部下が見当違いの行動を起こす

の2点です。

それと・・・、

考えなければならないことがあります。

それは・・・、

上位者が抽象的な指示・アドバイスしかできないのは何故か？　

ということです。

恐らくそれは・・・、

その最大の要因は・・・、

事前の準備が不足している

だと思います。

会議・ミーティングに臨む上位者は、

「事前準備がすべて」と言っても過言ではありません。

なぜだか分かりますか？

それは、次のような「悪循環」を招くからです。

上位者：準備不足のまま会議・ミーティングに臨む

上位者：その場で報告される情報だけが頼りになる

上位者：具体的な情報まで把握していないから指示・命令が抽象的になる

部下：上位者が抽象的なことしか言わないと感じる

部下：事前に準備していないことを見透かす

部下：会議をなめる

部下：なめているから適当に報告する

上位者：準備不足だから適当に報告していることを見抜けない

部　下：ますます会議をなめる

部　下：上位者のこともなめる

結果として・・・、

会議が「ムダ」なものとなってしまう。

上位者のみなさん。

会議の場で「指示、アドバイスした気になっていないか？」謙虚に振り返ってみてくださいね。

部下は見ていますよ。

会議・ミーティングに緊張感を持たせるには、部下の想像を超える準備が必要です。

お忘れなく。