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レジェンドな経営者と反面教師の本音ブログ

御用聞き営業からの本質的な脱却とは!?

2015年06月19日

今、博多のホテルでこのブログを書いています。

 

これは旅行や出張をする度に感じるのですが「訪れた都市に対して持つ第一印象」において、タクシードライバーの方の存在ってとても大きいと思うんですよね。

 

なぜかと言うと「その土地に到着して最初に会話する地元の方」がタクシードライバーの方であるケースが結構多いからなんです。

 

タクシードライバーの方の対応が気持ち良かったがために、

「ここは良さそうなところだなぁ~」

「この地域の人は優しいなぁ~」

という印象を持ち、何となくその都市のことを気に入ってしまう、なんていう経験が皆さんにもありませんか?

 

そして、その逆も然りですよね。

タクシードライバーの対応が悪かったばかりに、何となくその土地の印象が悪く残っていることもあるわけです。

 

 

タクシードライバーの方々は是非とも「自分たちはこの土地の顔だ」という誇りを持って業務に取り組んでいただきたいと思います。

 

 

今日もタクシーに乗車したのですが、ドライバーの方がとても気さくで、思いやりに溢れる対応をしてくださいました。

 

私の中で博多は「人気急上昇中」です。

 

更に博多が好きになる一言をこのドライバーの方から頂戴したんですよね。

 

それは・・・、

『博多といえば、うどんなんです!!』

 

なぜ「博多といえばうどんなのか?」についての詳細は割愛しますが(気になる方はネットで調べてみてくださいね)、私は子供の頃からうどんが大好きなので、早速博多のうんど屋さんへ足を運びました。

 

 

そしたらビックリするぐらい美味しかったんですよね。

 

 

次に博多に来るのが、楽しみになりました。

博多のタクシードライバーさんのおかげです。

本当にありがとうございました。

 

 

前置きはこれぐらいにして、今週の『拝啓 経営者様 本音ブログ』に入っていきたいと思います。

新シリーズのスタートです。

  

  

「御用聞き営業から脱却したい」

 

  

このような相談を受けることが近年とても多くなってきました。

誤解の無いように申し上げておきますと「御用聞き営業」はそれ自体が問題というわけではありません。

 

 

戦略的に「御用聞き営業」が功を奏するケースは存在します。

 

 

 

それはどういうケースか?

 

 

 

そうです。

需要が供給を上回る経済的な成長フェーズであれば「御用聞き営業」が功を奏するケースって存在するんです。

 

 

難しいことは考えずにお客さんのところを1社でも多く回ってくれば売上がグングン伸びる

 

 

要は、営業の量が売上・利益に比例する、というケースですね。

 

 

残念ながら・・・、

このようなケースに該当する高度経済成長期やバブル期は終わりました。

 

今日まで「御用聞き営業」が通用していたからといって、今後も通用するとは限りません。

 

むしろ「通用しなくなる可能性」の方がずっと高いといえるでしょう。

 

 

だから「御用聞き営業から脱却したい」と考える経営者の方が増えてきた、ということですよね。

 

 

ちなみにこの「御用聞き営業スタイル」からの脱却は、営業パーソンの「意識」「行動」「スキル」を変革するだけでは完結しません。

 

 

長年にわたり「御用聞き営業」を続けてきた企業の産物は2つあります。

 

 

それは、

①「御用聞き営業スタイル」が定着した自社の営業パーソン

②「この会社は御用聞き営業スタイルだ」と認識している顧客

の2つです。

 

  

「御用聞き営業から脱却したい」と思うのであれば、「御用聞き営業スタイル」がすっかり身に付いた自社の営業パーソン、のみを変革するのでなく、顧客側の自社に対する認識も変革しなければならない、ということですね。

 

 

 

御用聞き営業がすっかり身についている自社の営業パーソンの変革は想像以上に難しい取り組みです。

 

しかし、顧客側の「染みついた自社への印象」を変革することはもっと難しい、ということを知っておかなければなりません。

   

冒頭でタクシードライバ―方々は第一印象における「その土地の顔」という話をしましたが、営業パーソンは長年のコミュニケーションを通じて認知される「その企業の顔」なわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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