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レジェンドな経営者と反面教師の本音ブログ

天分から見る「これが私の生きる道」!?

2014年02月28日

二週連続になりますが、

「経営の神様」として世界中から尊敬の念を集める故松下幸之助氏の言葉です。

 

『人はそれぞれ、みな違った持ち味、特質を持って生れついています。性格にしても、素質や才能にしても、自分と同じという人は地球上に一人もいないのです。そしてそのように、異なった持ち味、特質が与えられているということは、いいかえれば、人はみな異なった仕事をし、異なった生き方をするように運命づけられているのだとも考えられます。これは、さまざまな仕事をしていくにふさわしい天分、使命が、それぞれの人に与えられている、ということだと思うのです。従って、人間としての成功の姿は、人によってみな異なるものになってきます。ある人にとっては大臣になってその任を果たすことが成功となり、またある人には靴屋さんとして周囲の人に役立ち喜ばれることが成功となります。つまり、成功かどうかの基準が、社会的な地位や名誉や財産ではなく、自分に与えられた天分、使命に沿うか沿わないか、これを十分に生かすか生かさないか、ということに置かれるということです。』

 

 

 

 

私がこの教えに出会ったのは、約15年前のことです。

まだ若かった私は、この言葉の意味合いを深く考えることもなく、

「なんとなく良いこと言ってるな・・・」ぐらいに受け止めていました。

 

 

しかし・・・、

今となっては「人生においてこれほど大事な教えは無い」とさえ考えています。

 

 

なぜなら天分(素質・才能・使命)というのは「誰かの役に立つため」に与えらているものであり、「自分の天分が何たるか」に辿り着けるかどうかで、人生のパフォーマンス(幸福度と言ってもよいかもしれません)の大きさが劇的に変わってくると考えるからです。

 

 

自分にどのような天分が与えられているのかは、誰も教えてくれません。

 

従って、

自分の人生を歩む中で、自分自身の力で見出していくしか方法が無いのです。

 

 

 

天分を見出す唯一の方法は「やってみる」だと思います。

 

 

 

おっと、言葉足らずでした。

 

 

 

「とことんやってみる」でした。

 

 

 

ちなみに何故「とことんやってみる」なのか。

 

それは、天分はそう簡単に見つかるようなものでは無い、と考えるからです。

 

 

そして、

自分が「とことんやってみる」ことができないのであれば、

そこには「天分は無い」と考えられるからです。

 

 

 

「とことんやってみる」について、もう一つ。

 

 

 

人生のパフォーマンスは、才能と努力の掛け算で決まる

という考え方です。

 

 

この考え方は、「ある人物」の教えです。

その人物は、若いころから長年、芸能界で活躍し続けたものの、諸事情から芸能界を引退することになった元芸人さんです。

(過去の「拝啓 経営者様 本音ブログ」にも登場しています)

 

そして「才能と努力の掛け算」は、この元芸人さんがNSCという若手芸人養成所の生徒の前で授業を行った際に述べておられた考え方です。

 

シンプルに表現すると以下のような考え方です。

 

 

・例えば「ある分野での才能」と「努力」に5段階のレベルがあるとする。

・「5」の才能を持つ人間が、「5」の努力をすれば、掛け算で「25」となる。

・「1」の才能しかない人間が、「5」の努力をしても、「5」にしかならず、そこには5倍の差が生まれる。

・自分の才能が限りなく「1」に近いのか、それとも「5」に近いのかは、とことんやってみて見極めるべきである。

・仮にお笑いの才能が「1」しかなかったとしても、「5」の努力ができたのであれば、他の道(才能)で成功する可能性が高い。

・だから「5」の努力ができることを誇りに、他の道(才能)を探すべきである

 

 

表現は違いますが、本質は故松下幸之助氏の教えと同じだと思います。

 

 

 

 

「自分に与えられた天分を高いパフォーマンスで発揮すること」が「人生の成功」だとすれば、

 

次のようなことが言えるのではないでしょうか。

 

 

 

 

努力すれば成功するわけではない。

 

 

しかし、成功している人は例外なく努力している。

 

 

ということは、正しい努力をしなければ徒労に終わる。

 

 

正しい努力とは、天分を見出す努力であり、天分を発揮するための努力と言える。

 

 

人生の目的は、自らの天分を見出し、その天分を存分に発揮し、多くの人の役に立つことなのではないだろうか。

 

 

あなたは自らの天分を見出していますか?

 

 

私は・・・、まだ模索中なのかもしれません。

 

 

だから、自分が今できること、自分が信じることを

「とことんやること」にします。

 

 

 

 

 

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